●最近の活動(2021年4月〜2021年12月)
Activities from April to December
新型コロナウィルス (COVID-19) による緊急事態宣言が長く続き、研究会やイベントも、お休みになることが多かったのですが、秋になり再開することができました。まだまだ油断できない状況が続いていますが、各自気を付けて、平和に過ごしたいものです。
国際いけ花協会は、NPO法人を解散し、任意団体として活動していくこととなりました。現在、世界の人々との交流も難しい状況になっていますが、今後もいけ花を通して国際的な友好を深めてゆきたいと願っております。皆様も、お花に触れることで自然から免疫力を得て、お元気でお過ごしください。
*レッサム・フィリリいけ花教室(2021年4月〜2021年12月)
IKEBANA Class at Resham Firiri, Takanawa
第一月曜日の午後、泉岳寺近くのネパール料理店・レッサム・フィリリで、国際いけ花のクラスが開催されています。
コロナ禍の時期も消毒や換気に気を付け、マスクを付けてソーシャルディスタンスを守ってお教室が開かれ、楽しくお稽古しました。
4月5日、寒い一日でしたが、増田三千代教授の指導で、6名参加のいけ花クラスがありました。特にテーマは決めず、基本の傾心型を春らしく生けました。
花材は 黄花手毬、孔雀草、スプレーカーネーション
5月10日、安藤恵子教授担当で、アーティフィシャルフラワーのトピアリーを作りました。ジョウロの器にオアシスを埋め込み、そこに木の幹を立て、オアシスの丸型を頭にしてそこにお花を挿しました。8名参加で、黙々と手を動かし楽しいひと時を過ごしました。
黄色い向日葵、白いバラ、紫陽花を散りばめ、足元にも小花と葉っぱをあしらっています。
6月8日、鈴木康子教授の担当で、お稽古しました。
白いカゴにオアシスを入れ、2枚のヤツデの葉でオアシスを隠すように挿し、赤いガーベラ、八重咲きのトルコキキョウや小花、細い葉などバランスを見ながら挿していきました。6名の参加でしたが、同じ花材でも皆さんの個性でいろいろなお花ができ、楽しいひとときでした。
7月5日、増田三千代教授の担当で、お稽古しました。コロナ感染者も増え、オリンピックも近づいてきており心配でしたが、6人で静かに夏のいけ花を楽しみました。
花材はトクサ、オクラレルカ、グロリオーサを使いました。トクサは細かく折って使い、オクラレルカは高くいけ、赤が華やかなグロリオーサはバランスを見て軽やかにいけました。花の向きを見て、葉っぱの不必要なものは取る、など考えながらお稽古しました。
9月6日、夏休み明けは、安藤恵子教授の担当で、蓋にライトがついているガラスのビンの中にドライフラワーなどを入れて灯りをつけて楽しめる作品を作りました。一番下にクリスタルを敷き、青いヒトデや小さい帽子、バラにラベンダー、上の方に光を通すルナリアを入れました。
ガラスにピンセットなどで配置するのが難しかったのですが、最後にライトをつけて5名の参加者の作品を並べました。暗い所に置くと綺麗です。
10月4日、増田三千代教授の担当で、いけ花のレッスンがありました。
行李柳、孔雀ヒバ、セロシア、手毬草を使いました。行李柳にリズムをつけて根本に孔雀ヒバを挿し、セロシアや手毬草もバランス良くいけました。
今回は7名参加、長かった緊急事態宣言も終わりましたが、気をつけていけ花を楽しみました。お稽古の後は、いつもと同じようにネパールコーヒーやチャイを頂き楽しいひとときを過ごしました。
11月1日は鈴木康子教授の担当で、秋のアレンジメントを作りました。白いカゴにオアシスを使い、2種類のトルコ桔梗、スプレーカーネーションやリンドウ、ソリダコ、スターチスなどで、色合いも優しく素敵な作品ができました。
小春日和の良い気温で、外のテラスでお稽古し、6名全員の作品を並べて楽しみました。
12月6日、安藤恵子教授の担当でクリスマスのカレイドフレームを作りました。今回は大きめの刺繍の枠を使い、ネットを貼り付けアーティフィシャルフラワーのバラ、ユーカリ、レースやオーナメントを、バランスを見ながら貼り付けていきました。皆さん黙々と手を動かし、出来上がった作品はそれぞれ違って、個性的なものに仕上がりました。
今年最後のレッスンは、1年間外務省からマダガスカルに赴任されていた飯泉さんも帰国され、また初参加の比原さんも加わり9名でのお稽古でした。
新年は1月10日(祝)14時30分から鈴木教授の担当で行います。
飛び入り参加大歓迎、何を作るか楽しみですね。
*研究会・理事会(2021年11月15日、12月17日)
Special IKEBANA Class and Board of Directors
11月15日、比原みど里教授の担当で、研究会がほぼ一年ぶりに神田神保町豊明ビル教室で開かれました。花材は、菊、ココカジノ、ヒペリカム紅葉で、特に菊は黄緑とピンクの二色からなる大輪の存在感のある花で珍しく、それぞれ個性を発揮して素晴らしい作品を生けました。
理事会では、コロナでお休み中の時期の会計報告や活動報告が行われました。
12月17日、増田三千代教授担当の研究会は、神保町教室で開催されました。花材は、サンゴミズキ、ヒムロスギ、赤のアルストロメリア、ピンクのガーベラで、クリスマスらしい華やかな作品が出来上がりました。コロナに翻弄された一年でしたが、何とか無事に健康に過ごすことができたことを喜び、お互いの作品を鑑賞しました。
理事会では、来年の活動計画や、今後のやり方について話し合いました。
*いけメン&レディース教室
IKEBANA Class for IKE-Men and Ladies
11月24日(水)、神保町教室にて蒲田洋子教授の指導で一足早く、クリスマスアレンジメントを作りました。オアシスを使ってクリスタルグラスに活け、メルヘンチックな作品が出来上がりました。
花材 : もみの木、ガーベラ、スプレーバラ、スターチス、ヒペリカム、レースフラワー、ミニサンタ置物、赤いキャンドル
*舞浜倶楽部 いけ花の会
IKEBANA Class at Maihama Club
12月12日(日)介護付有料老人ホーム「舞浜倶楽部」において、蒲田洋子教授の指導で、12人参加のいけ花のお稽古が行われました。久しぶりの集まりで、活けた作品を見て、皆様、とても嬉しそうでした。
花材 : ガーベラ、カーネーション(ユカリチェリー)、ヒペリカム、スプレーカーネーション、コチア、もみの木、白木(ミツマタドライ)、ガーランド(星飾り)、シール(赤いベル)
*調布市のいけばな展(2021年4月10日11日。 10月23日24日)
IKEBANA Exhibition at Chofu City
国際いけ花の鈴木康子教授が調布市の春のいけ花展で、ケイトウや春にふさわしい花々を生けました。文化会館たづくり2階 南北ギャラリーで開催された調布市の春のいけ花展はコロナ流行時期ではありましたが、無事開催されました。
第66回調布市民文化祭が文化会館たづくりホールで開催され、「秋のいけばな展」に鈴木康子教授が出展しました。大勢のお客様が来場され、盛況ないけばな展となりました。
*吉田まどか講師の作品展示
Exhibition for Original Flower Arrangement of Mrs.Madoka Yoshida
会員で、オリジナル・フラワーアレンジメントWREATHY(リースィー)を主宰している吉田まどか講師が、各地の展示会で、ユニークで上品な作品の数々を出品しました。緊急事態宣言が10月に解除され、沢山のお客様にお越しいただけました。
大宮はドライフラワー、神戸は赤ピンクのアレンジ、金沢は黄色系、郡山は赤色が人気で、それぞれの土地によって好みの色合いが違うのが面白い発見でした。
9月 大宮そごう
10月 神戸阪急 暮らし華やぐクリエーション展
11月 有楽町交通会館 手仕事展
金沢ダイワ ビューティフルクリスマス展
12月 郡山ウスイ ビューティフルクリスマス展
*松村喜代子さんの追善茶会(2021年10月30日)
Memorial Tea Ceremony for Mrs.Kiyoko Matsumura
10月30日、1年半延期していた松村喜代子さんの追善茶会を長女の増田三千代さんが開催されました。高田馬場の茶道会館のお茶室で裏千家のお茶席を催し、花は野の花を7種入れました。カリヤス、ヒオウギ、撫子、リンドウ、浜菊、紅葉した虎の尾、白の藤袴です。点心席は紅葉したドウダンツツジを大きく生け、根元にも紅葉したユキヤナギ、花は大きな鶏頭3本、風船トウワタも入れました。
松村喜代子さんは、故大野典子会長時代から亡くなられるまで、国際いけ花協会を長くご後援くださり、大きなお力添えをいただきました。会員一同ご冥福をお祈り致します。
*花あそび〜松戸教室(2021年11月22日)
HANAASOBI Class At Matsudo
11月22日、松戸の伊藤洋子教授宅で、「花あそび」のクラスが開かれました。赤、白、緑のクリスマスカラーの花を使って、クリスマス花を生けました。
*練馬区庁舎アトリウム 展示花(2021年12月13日〜15日)
12月13日〜15日、蒲田洋子教授が、練馬区庁舎アトリウムに、黒のサイコロ状の花器6個を使って、クリスマスのいけ花を展示しました。
花材 : バラ、ストック、ヒペリカム、カスミソウ、白木(ウンリュウヤナギドライ)、もみの木、オーナメント(キラキラボール)