国際いけ花協会

いけ花Q&A

国際いけ花協会の流派は何ですか?
国際いけ花協会は、どの流派にも属していません。言い換えれば、流派を超越し、個性を尊重した総合芸術としての「いけ花」と言えます。

 

国際いけ花の「国際」とはどのような意味なのでしょうか?
世界のどこへ行っても美しい花があり、人々は花との暮らしを楽しんでいます。その意味では、花そのものにも国際性があるといえます。国際いけ花では、こうした花の国際性や個性を尊重したいという思いから、それぞれの地域や国の色彩を感じ取り、その地で調達できる花材と器で花をいけることを大切にしています。そして、そのことが日本の伝統的ないけ花を広めるとともに、国際的な文化交流に貢献することにつながると考えています。「国際」という言葉には、このような願いが込められているのです。

 

いけ花の起源はどのようなものなのでしょうか?
古くを遡れば、奈良時代の僧侶が仏様に花をいけたことを起源とする説もありますが、もともとは、野山に咲いている草花や枝などをとってきて室内に飾って楽しもうという発想から始まったものです。自然を暮らしの中に積極的に取り入れて生きるという、日本人独特の美意識が反映された身近な「芸術」と言えるでしょう。

 

いけ花を始める際には、どのような道具が必要でしょうか。
初心者の方でしたら、お稽古に通いながら少しずつそろえていかれればよいと思いますが、さしあたりは、花器、花ばさみ、剣山、霧吹きポンプ、針金、小石や砂などがあれば十分です。

 

花器はどのようなものを選べば良いですか?
初心者の方であれば、どのような花にも合うシンプルな色や形をしたものが使いやすいでしょう。また、自宅にある食器や、籠などを花器として利用しても面白いでしょう。

 

いけ花教室はどのような雰囲気なのでしょうか?
少人数制なので教授との距離も近く、皆さんリラックスした雰囲気でお稽古に参加していらっしゃいます。午後と夕方の教室がありますが、午後は主婦の方、夕方はOLの方たちが多いようです。

 

まったくの初心者ですが、教室についていけるでしょうか?
最初は皆、初心者です。一人ひとり丁寧に指導させていただきますので、ご安心していらしてください。

 

指導してくださる先生は、どのような方ですか?
各曜日とも国際いけ花協会の教授が責任をもって指導いたします。

 

いけ花教室はどのような内容で進められるのでしょうか?
通常は、(1)その日に使う花材、型の説明、(2)各自で作品の作成、(3)手直し、(4)完成後の作品の寸評といった流れとなっています。

 

どのような服装がよいのでしょうか?
服装は自由です。花材を扱う際に水に濡れたり、花材の破片が落ちたりしますので、服が汚れないようエプロンを用意するとよいでしょう。

 

お月謝以外に花材費はどれくらいかかるのでしょうか?
花材の内容によっても違いますが、毎回1500円くらいが目安です。行事花(クリスマス・お正月etc)は、それ以上多めにかかります。