国際いけ花協会

創始者・マダム大野のご紹介

 国際いけ花協会・国際いけ花学院の創始者である「マダム大野」は、1954年に「花の使節」として、単身ブラジルに渡り、現地にいけ花旋風を巻き起こしました。

 ブラジルで大成功を収めたのち、ヨーロッパに渡り、以後世界各国でいけ花の指導といけ花展を開催し、グレース・ケリー、オードリー・ヘップバーン、シンプソン夫人、ファビオラ王妃、藤田嗣治、シャガール、ヘンリー・ムーアなど、世界のトップレディやトップアーティストとの友好を深めるなど、いけ花を通して国際交流に努め、流派を超えたいけ花親善大使と称されました。

 ブラジルをはじめ諸外国より多数の勲章、名誉市民の称号受賞。1964年以来には、在日大使館後援によるいけ花チャリティーショーを200回以上開催し、その収益を日本赤十字社に寄付してきました

マダム大野の経歴

 

1920年 3月17日岩城悌(元尾鶯市長)、今恵の長女として東京に生まれる。
1937年 古典いけ花(立華)及び現代いけ花(盛り花、投げ入れ)の基礎研究
(16歳―雙葉学園在学中)
1954年 ブラジル、サンパウロ400年祭にいけ花文化使節として参加後、
世界中を約1年間文化使節として花の旅を行う。
1955年 フランス政府招待を受け、初のいけ花展を行う
帰国後「国際いけ花協会」及び「国際いけ花学院」創設
1958年 ベルギー、ブリュッセル万国博覧会に日本文化使節として参加
パリ、ミューゼチェルヌスキー美術館にて個展を開く
1963年 光文社「女性自身」の特派員として世界のトップレディーをインタビュー
ニューオルリンズ名誉市民(アメリカ)になる
1964年 日本赤十字社、在日各国大使館にご後援で月例チャリティー
いけ花ショーを始める
1965年 国際いけ花10周年花展を開く
(京王百貨店)以後、5年毎に大花展開催
1966年 モナコのモンテカルロ100年祭に招待される
1967年 中央公論社「婦人公論」の特派員としてインタビュー
(世界のトップレディー、テーマ「世界をいける」)
1973年 花の城(国際いけ花会館)南青山に誕生
1975年 国際交流基金よりブラジルに派遣され、ブラジル国より文化勲章を受賞
1979年 イタリーの花の旅(サンタマルガリータ、シシリア)友情の金メダルを
イタリア政府より受賞
1981年 ブルガリアカザンラック名誉市民並びに平和文化賞を受ける
ブルガリア1300年際にブルガリア政府より招待される
ベルギーECホールにていけ花デモンストレーション(外務省後援)
1983年 シンガポール赤十字ゴールドメダル受賞
パリ・ユネスコ本部にて1000回記念いけ花デモンストレーション
(外務省後援)ユネスコより友好賞を受賞
1984年 日ソ円卓会議に出席、ターリン、レニングラード、モスクワで花展(ソ連招待)
1985年 ブラジル南十字星章(文化勲章)受賞
ポツカツ市名誉市民(ブラジル)となる
東海大学短期大学部講師に任命される
1986年 外務省国際交流基金派遣によりアッシジ(WWF野性生物基金25周年)他
ヨーロッパ各地にいけ花文化使節として花の旅
1987年 ニュージーランド・日本デー、オーストラリア・シドニー国際いけ花支部
にていけ花デモンストレーション
1989年 バルト王国、エストニア(ターリン・タルツ)、ラトビア(リガ)、
リトアニア(ヴィルニュス)に招待される
ベルギーのユーロバリアジャパン’89に文化使節として参加、
ファピオラ王妃に王宮にて献花
1990年 大阪“国際花と緑の博覧会”に出展
1991年 ブラジル、サンパウロ名誉市民、サンパウロ州の鍵受賞
ロンドン ジャパンフェスティバルに参加
1992年 外務大臣表彰を受賞
モロッコ、ララ・マリアム王女の御前でいけ花デモンストレーション
1994年 中南米4カ国ニカラグァ、ヴェネズエラ、キューバ、ドミニカ花の旅
キューバ文化大臣より文化栄誉賞を受賞
1997年 7月7日永眠。享年77歳